プレゼン資料をパワポで作成するといっても、いろんな場合があります。
話す前から、気が重くなるプレゼンってありませんか?
はじめてのお客様向けに高額な商品を説明する時。
あるいは日頃から対立ムードの社内関連部門に対する説明会など。
こんな時、パワーポイントでプレゼン資料を作るのも気が重くなりますよね。
参加者が最初から敵意丸出し、喧嘩腰で座っていることがあります。
こんな時は、その丸出しの敵意を、そのままプレゼンの導入部分にしてしまうというやり方があります。
たとえば、はじめてのお客様向けに、高額な商品を説明する時。
「わが社の商品は、多くのお客様に『モノはいいかもしれないけど、高いんじゃないの?本当にそれだけの値打ちがあるの?』といわれるのですが、皆さんもそういうイメージをお持ちですか?」
こう言ってから
「確かに安くはありません。では、なぜ多くのお客様がわが社の商品を採用されているのか、事例からまずご紹介したいと思います」
このように続ければ、スムーズに本題に入ることができます。
あるいは、日頃から
「売れないのは商品のせいだ!いや営業のせいだ!」
と対立している状態で、企画部が営業部向けに新商品の説明をする時。
「今度発売する新商品についてこれから説明しますが、『本当に売れるのかよ?』と思っていらっしゃいませんか?」
と話してから
「実はある調査で、このような結果が出ております」
と、新商品が売れる根拠となる調査結果を解説します。そのあとに、
「こういった背景から新商品を開発いたしました」
と説明するのです。
そうすれば営業としても、なるほど、と聞く耳を持ってくれます。
ただし、重要なのは参加者が抱いている敵意の原因となっている懸念事項、疑問点を払拭する内容をしっかりプレゼンすることです。
これがなければ参加者の敵意は払拭できません。
事前にしっかりと用意して臨みましょう。