説得力のあるプレゼンをするために、
何かを主張する時には根拠を示すのが重要です。
しかし、主張する内容が、何のつながりもなく
バラバラと羅列されているだけでは、
聞いていて違和感を感じます。
例えば、
「製品の品質向上には、作る人の技術は
もちろん重要だが、素材の良さも大事である。
ほかに、製品出荷までの品質チェック体制や、
そもそも簡単に作れる方が品質を高くしやすい。」
のように説明されても、主張内容がバラバラすぎて
頭に入ってきづらいですよね。
「確かにそうかもしれないけど、
他に重要なところは本当に無いの?」
のように思われてしまっては、元も子もありません。
このように、プレゼンで主張する内容を
自然な流れで聞き手に伝えるために重要な点はこれです。
■網羅性を高める
つまり、聞き手が「他にないの?」と思う危険性を
網羅性を高めることで、回避するのです。
しかし「網羅性を高める」といっても
具体的にどうすればいいのか、分かりにくいですよね。
そこで簡単に網羅性を高める方法はこれです。
■説明する軸を1つに絞る
例えば、先ほどの例だと、関係者という1つの軸に絞ることで、
このようになります。
「製品を生産するためには、製品の設計、
素材の仕入れ、実際の生産、生産後の品質管理の
4つの部門が協力します。
そこで、製品の品質向上のために、
製品の設計という観点では
簡単に作れる方が品質を高くしやすいので、
工程がなるべく少なくなるような設計にすることで重要です。
次に、素材の仕入れという観点では、素材以上の良さは出せないので
良い素材を仕入れることが必須になります。
さらに、生産という観点では、やっぱり作る人の技術が大切です。
最後に、生産後の品質管理では、品質チェックをする
体制が重要になります。」
のように説明されると、聞き手としては
「なるほど」と受け取れることができます。
あなたもこれで聞き手にとって
自然な流れとなるようなプレゼンをしてくださいね。