新卒採用や中途採用のための会社説明会で
自社の会社の説明をプレゼンする機会がありますよね。
多くの人事担当の方が、苦労されながら
プレゼンしていらっしゃいますが
ポイントを外しているプレゼンも多くあります。
私は、職業柄、数多くの企業の
会社説明会資料を手掛けてきました。
今回は、これまでの経験から
採用のための会社説明会にて
プレゼンする際のポイントを解説します。
■親しみやすい話題から始める
たとえば半導体を作るための
装置を作るメーカーから、開口一番
「弊社はこのような装置を提供しています」
とプレゼンされても、聞き手はついていけません。
その業界で既にキャリアを積んでいる人以外は
まったくよくわかりませんよね。
ということで、まずは、
「みなさん、普段からパソコンやスマートフォンなどを
利用されていると思いますが、
その中には半導体が組み込まれています」
と話し始めます。
そうすると、聞き手として親近感と
興味を持って聞けるようになります。
■自社が属している業界の将来性を語る
働いている人はあまり意識しませんが
外部からしてみると、
「この業界って将来性があるのか?」
と心配なものです。
たとえば自動車業界。
働いている人は、この後も自動車業界が
なくなるとは思っていないかもしれませんが
外部から見ると
「日本では若者の自動車離れが進んでるし、
環境対策のこともあるし、自動車業界って
将来性どうなの?」
と思っているかもしれません。
そのような人に、
「この後も安泰です」
と漠然といっても説得力がありません。
たとえば
「国際自動車工業連合会(OICA)発表によると
2000年から2011年までの世界自動車生産台数は
このように増加しています」
と伝えます。
これによって、あ、この業界は将来性あるな、
と理解できます。
■主張するなら根拠を明確に
「うちの会社は技術力が凄い」
「人材育成がしっかりしている」
「研究開発を頑張ってる」
このように主張されても、聞いてるほうは
「ホントに?」と半信半疑です。
ですから、技術力が凄いなら、その根拠を。
人材育成がしっかりしている根拠。
研究開発を頑張っている根拠。
これをしっかり提示してましょう。
たとえば、
「この業界ではもっとも歴史が古いので、
今までの長い経験から他とは技術力が違う」
といった技術力の高さの根拠。
たとえば
「入社から1年はこのような研修を行い、
3年間はOJTを交えた人材育成をし
7年目からリーダーとして経験を積んでもらう」
といった人材育成の具体的な進め方。
たとえば
「研究開発には毎年売り上げの10%を投入するので
去年は5億円を研究開発に投じました」
と研究開発費を具体的に説明。
このように、主張する根拠を明確にして
説得力を持たせましょう。
■職務内容をイメージできる説明をする
研究開発職、設計職、生産技術職、
検査職、品質管理職、営業職。
各社でこのような表現で説明される
職務ですが、聞いてる方は
イマイチイメージついていないものです。
また、表現は同じでも、各社で職務内容が
微妙に違うことが多いものです。
ですから、通り一遍の説明だけでなく、
自社での職務は、具体的にどのような
ことをするのか。
イメージできるように、具体的に話してあげましょう。
【まとめ】
■親しみやすい話題から始める
■自社が属している業界の将来性を語る
■主張するなら根拠を明確に
■職務内容をイメージできる説明をする
私の経験上、多くの企業で上記の内容が不十分で、
会社の魅力がうまく伝わっていないことが多いです。
ぜひ、この機会に、プレゼン内容を見直し、
効果的な会社説明会にしてくださいね。
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