人に伝える方法はいろいろありますが、その中でも
書類を通じて文章で伝える方法と
直接会って話して伝えるプレゼテーションとの
大きな違いは何だと思いますか?
書類は印刷した瞬間から変更できなくなるのに対して、
プレゼンテーションのように会話は
聞き手の表情や反応に応じて
内容や話し方を変えることができます。
そしてこのプレゼンテーションの
良さを活かすためには、伝える力だけではなく
聞く力も重要です。
■まず話しやすい雰囲気をつくることが大切
いきなり「本心ではどう思いますか?」
と聞かれても答えに窮しますよね。
ですから、はじめはイエスかノーで答えられる質問や
選択肢の中から選んでもらう質問をして、
徐々に本音を引き出しましょう。
答える側の調子が出てきたら、次はこれです。
■本心から話したくなるような配慮が重要
顔を見ながら相槌を打ったりメモを取ったりすることで、
今この瞬間あなたの話を真剣に聞いています、
ということを伝えましょう。
注意が必要なのは、同意できないような内容が出てきた時です。
すぐに反論したい気持ちはわかりますが、
そうすると相手がこの後なにも話してくれなくなる危険性があります。
こんな時は「なるほど」という単語がおすすめです。
これで「同意するかどうかにかかわらず、
あなたが今話している内容は理解しました」ということを伝えましょう。
相手が盛り上がって話してくれるようになってとしても、
聞きたい内容が聞けなければ意味がありません。
この段階になると、聞く力だけでなく
聞き出す力が必要になります。
■「ところで」「ときに」といった単語で、
多少強引にでも話の主導権を握る
この時、事前に聞くべき内容をまとめてあると
漏れなく聞き出すことができますので、
ぜひ用意しておきましょう。
しかし質問によっては相手が回答に詰まることも
あるかもしれません。
このような時は「例えばこういったことはありませんか?」
のように促し、回答が思い浮ぶように会話を進めます。
最後に相手の回答に対する自分の理解を述べて齟齬がないか確認しましょう。
【まとめ】
・まず話しやすい雰囲気をつくることが大切
・本心から話したくなるような配慮が重要
・「ところで」「ときに」といった単語で強引にでも話の主導権を握る
あなたもこれらのテクニックでプレゼンで伝える力だけではなく
聞く力、聞き出す力を向上させてくださいね。