プレゼンテーションで相手に何かを伝える場合に、
内容を理解してもらうことはもちろん重要ですが
それよりもまず大切なことは、興味を持ってもらうことです。
聞く気がまったく無い人に
いくら熱心にわかりやすくプレゼンをしても、
相手の耳に入りません。
特に、冒頭で
「この人の話しはつまらなそう」と思われたら、
後からひっくり返すのは困難です。
まずは聞く態勢になってもらうために、
聞き手の興味を引きましょう。
経験上、様々な状況で使えて
一番効果があったのは、このやり方です。
■聞き手の「こんな内容の話しだろう」という
先入観を裏切る話題で始める
例えば
「ダイエットするなら、
お腹一杯たくさん食べましょう」
このようにはじめると聞き手は
「どういうこと?」
と興味を持ちます。
その後に
「ダイエットするなら、
お腹一杯たくさん野菜を食べましょう」
このように続けると確実に頭の中に入ります。
一度推理小説を読み始めると、謎が気になって
ついつい最後まで読んでしまうように、
人は何故と思ったことに対しては
解明したいという強い欲求を持ってしまいます。
先入観を裏切る、というのは
この性質を利用して聞き手の興味を引きます。
聞き手の興味を引いた後は、
相手との距離を縮め、
聞く意欲を更に高めましょう。
そのためには、具体的こんな方法が効果的です。
■聞き手の個人的な興味や関心、
所属している組織や会社、業界や地域に関する話題など、
聞き手に直接関連する話題を話す
人間だれしも、他人よりも自分のほうが気になります。
自分よりも相手に関連する話題を心がけましょう。
その上で、自己紹介も兼ねて自分自身の話題をするのであれば、
次の点に注意しましょう。
■聞き手との共通項を話すと親近感を持たれる
自分と似ている服装をしている人に親しみを持つように、
聞き手が「自分と似ている」と感じ熱心に聞いてくれるように
共通する話題を選びましょう。
間違っても、話し手しか興味を持っていない話題で
熱弁を振るわないように。
自分を語ることを通じて、
相手との類似点を語ることを意識してください。
【まとめ】
・聞き手の「こんな内容の話しだろう」という
先入観を裏切る話題で始める
・聞き手の個人的な興味や関心、
所属している組織や会社、業界や地域に関する話題など、
聞き手に直接関連する話題を話す
・聞き手との共通項を話すと親近感を持たれる
あなたもこれでプレゼンで、聞き手の興味を引き、
相手との距離を縮めてくださいね。