この人のプレゼンを聞いていると、
不思議と眠りの世界に誘われてしまう。
こんな人いませんか?
たとえあなたがそうではないとしても、
昼食後のプレゼンで聞き手があくびを連発している場合や、
聞き手にとって馴染みのない内容や込み入った説明を
プレゼンする場合は注意が必要です。
このような場合にまず重要なのは
■最初に全体像を提示することが必要
いきなり細かい説明をするのではなく、
まずはプレゼン全体を構成を理解してもらいましょう。
例えば
「本日の議題は節電対策です。
私の案を三つ説明した後、
二つの事例を紹介し、
最後にみなさんの意見をお伺いします」
といった感じです。
全体の流れが把握できないと、
聞き手は次にどんな話が出てくるのか
常に集中していなければいけないため、
疲れやすくなり緊張感が持続できません。
道案内でも地図で全体を示しながら
説明された方がわかりやすいですよね。
それと同じで、何かを伝える時は
まず全体像を掴んでもらいましょう。
次に、重要な点はこれです。
■全体のなかで今どこを話しているのかをこまめに伝える
マラソンに例えると、全体のコースを把握して
今ここだから残り何kmなのかわかって走るのと、
コースを知らされずに先導のバイクについて
延々と走るのとでは疲れが違いますよね。
人に伝える場合も
「三つある私の案の一番目をお話しします」
「次は二番目の案です」
「最後に三番目の案を説明します」
と話を進めると、聞き手にとって
今どこまで話が進んでいるのかが把握できるので
内容の理解に集中できます。
最後のポイントはこれです。
■要所要所で内容を要約し理解が深める
聞き手がいくら注意深く聞いていても
「今の話ってなんだっけ?」
という箇所が何回か出てきます。
理解が浅い内容の上に
次の話題をいくら詳しく説明されても
聞き手は理解できません。
掛け算や割り算が理解できていない子供に、
分数や小数を熱心に解説しても無駄ですよね。
眠そうな子供を、真面目に聞きなさい!と叱るよりも、
前提となる知識を復習した方が効率的です。
ですから、聞き手がしっかりと内容を理解するために
要約しながら話を進めましょう。
【まとめ】
・最初にプレゼンの全体を説明し、構成を理解してもらう
・全体のなかで今どこなのかをこまめに伝える
・要所要所で内容を要約し理解が深める
これでアナタも聞き手の眠らせないプレゼンを
実施してくださいね。