パワーポイント・プレゼンテーションのコンサルタントをやっている職業柄、営業資料作成のコンサルティングという案件がよくあります。
その際「あなた/御社の強みは何ですか?」と、インタビューすることになります。
しかし、そんな風に聞かれた時に「ウチの強みはこれこれで~」とスラスラ、整理されて、漏れなく回答できる人というのは多くありません。大抵の人は「ウチの強みはなんだろな~」と思い悩みます。
そんな時は、次の3つの視点から診断すると強みが明らかになります。
強みの診断【その1】自分の視点
自分の強みは何だろうと考える時に、まずは1つ目の視点として
- あなたが何に力を入れているのか
- あなたが大切だと思っているのは何か
という視点で考えます。
例えば「見た目よりも中身が大切」と思っているのであれば、あなたは中身にこだわっているはずです。
そのこだわりを気持ちだけでなく「こんな手順でやってます」「こんな素材を使っています」というように、客観的な根拠とセットにすれば、わかりやすいあなたの強みになります。
強みの診断【その2】顧客の視点
このように「あなたの強みは何ですか?」と、何回も繰り返してインタビューした後に「以上ですか?もうありませんか?」と確認します。
そして「他にはもうありませんね」と言われた後に「それでは、お客様からどのようなところを『ここってスゴイね』『ここがいいよね』と高く評価されますか?」と聞きます。
このように聞くと「あー、それなら~」とさっきまでの話にはなかった強みが出てくることがあります。
あとは、これに加えて「世の中に同じことをしている会社他にもいっぱいいるなかで、お客様はなぜ御社を選ぶんでしょうか?」と聞くと、また別の内容のお話がでてきたりします。
つまり、2つ目の視点として
- お客様は、あなたのどんな点を高く評価しているのか
- お客様が、あなたを選ぶ理由は何か
という視点で考えると、更にあなたの強みが明らかになります。
強みの診断【その3】競合の視点
ここまで聞いた後に「何回も聞いて恐縮ですが、仕事なのでもう一回聞きますね」と前置きしてから「他にありませんか?」とお聞きします。
これを「いや~、もうないよ」と言われるまで確認します。
その上で「それでは、競合と比較して御社が強い、という点はなんでしょうか?」とお聞きします。
そうすると不思議なことに、これまでまったく話に上がってこなかった話を聞けることがあります。
そう、最後に3つ目の視点は
- 競合と比較して、あなたが強いのはどんな点?
という視点で考えると、更にあなたの強みが明らかになります。
ま、ここまでインタビューすれば大丈夫ですね。
強みの診断【まとめ】
つまり、強みを診断する3つの重要な視点とは
強みの診断【その1】自分の視点
- あなたが何に力を入れているのか
- あなたが大切だと思っているのは何か
強みの診断【その2】自分の視点
- お客様は、あなたのどんな点を高く評価しているのか
- お客様が、あなたを選ぶ理由は何か
強みの診断【その3】自分の視点
- 競合と比較して、あなたが強いのはどんな点?
ということです。
これであなたも強みをしっかりと把握してくださいね。