職業柄、いろいろな内容のプレゼンをおこなうことが多いのですが、
「山田さんのプレゼンは本当にわかりやすいですね」
と普段よりもよい評価をいただくプレゼンがあります。
そのように高評価なプレゼンを振り返ってみると、
共通しているのが、意識的に”あること”に
気をつけている、ということです。
この”あること”ですが、難しいことは何もありません。
ポイントは3つです。
ぜひ、アナタのプレゼンでも
取り入れてくださいね。
■1.全体像を示す
10分や20分のプレゼンであれば問題ありませんが、
1時間や2時間のプレゼンの場合、
聞く方としては、プレゼンがどのようにおこなわれるのかが
気になるものです。
遠足やピクニックでも、全体の行程を把握して歩くのと、
どんなスケジュールかまったく知らされずに歩くのとでは
疲労度合いも違いますよね。
プレゼンも同じです。
ということで、まず、プレゼンの冒頭で
「今日のプレゼンは全体で90分ほどを予定しています。
最初の30分ほど概要の説明をおこない、
次に詳細に説明をいたします。また、最後に
質疑応答の時間を用意しております」
といった感じで、プレゼンの全体像を示します。
また、各パート毎に、プレゼンの全体像で
どこまで進んでいるのか、
次は何を説明するのかを示します。
■2.各スライドで強調することを明確にしておく
パワーポイントでスライドをめくりながら説明していると、
字面を読むだけになってしまうことがあります。
それでは、意味がありません。
各スライドで強調して説明することは何か?
これを事前に明確にしておくことによって、
聞き手にとって印象的で、心に残るプレゼンとなります。
■3.つながりを説明する
話し手にとっては、必然性があって
プレゼンしているのかもしれませんが、
聞き手にとっては、話のつながりが理解できないと
理解しずらいものとなってしまいます。
そこで、次の話題、次のスライドに移るときは
話のつながりを説明します。
例えばプロジェクトのプレゼンを
・現状の課題
・課題に対する解決策
・今回の提案範囲
・スケジュール
・体制
・予算
・今後の進め方
という内容で話すとします。
これを
「まずは、現状の課題に関して説明します。
次に、課題に対する解決策に関して説明します。
次に、今回の提案範囲に関して説明します。
最後に、今後の進め方に関して説明します。」
とやってしまうと、わかりづらいものになってしまいます。
これを
「まずは、現状の課題に関して説明します。
次に、現状に対する課題に対して
考えられる解決策に関して説明します。
次に、考えられる解決策のなかでも
今回の提案範囲はどこまでなのかを説明します。
最後に、今回の提案範囲を実現するための
今後の進め方に関して説明します。」
とすると、グッとわかりやすくなります。
アナタもこれでわかりやすいプレゼンにしてくださいね。