プレゼンで一番大事なことって何だと思いますか?
プレゼンのストーリー?
はい、大事ですね。
何をどのようにいうのかも重要だと思います。
プレゼンの資料?
はい、これも大事ですね。
資料がダメなだけで、
プレゼンが素人っぽくなってしまいます。
プレゼンの仕方?
はい、これも重要ですね。
プレゼンの内容が聞き取れないぐらい
小さな声で話したら、何の意味もありません。
あとは、プレゼンする内容に対する
愛情であるとか熱意、といった意見も聞きます。
これも重要だと思います。
しかし、プレゼンで一番重要なことは
どれでもありません。
では、プレゼンで一番重要なこととは?
■プレゼンを聞いた人に行動してもらうこと
ひとつのエピソードを紹介します。
古代ローマにはキケロという政治家が、
古代ギリシャにはデモステネスという政治家が
いました。
2人とも、演説、つまりプレゼンが
非常に素晴らしいことで有名でした。
キケロがプレゼンすると、
聴衆は総立ちで拍手喝采し、
「素晴らしいプレゼンだ」と叫んだそうです。
一方、デモステネスがプレゼンすると、
聴衆は「さあ、行進しよう」と言って、
歩き出したそうです。
ビジネスにおけるプレゼンで重要なのは、
「プレゼンは素晴らしかったですね」
といわれることではありません。
ビジネスのプレゼンで重要なのは、
「アナタに協力します」
「アナタの案を採用します」
「御社の製品を購入します」
といわれることですよね。
つまり、プレゼンを聞いた人に
行動してもらうこと、です。
アナタも今後のプレゼンでは
この点に注意して、有効なプレゼンを
行うようにしてくださいね。