あなたの会社、企画開発と営業の仲はいいですか?
私の経験からいうと、たいがい企画開発と営業は、仲が悪いです。
企画開発は「モノはいいんだから売れないのは営業のせいだ」
営業は「売れないものをつくる企画開発部門が悪い」
こんなやり取りが日常茶飯事です。
そんななか、あなたは商品の企画開発。
そして、営業向けに新商品をプレゼンする、と想像してください。
企画開発と営業がこのような状況では、売れるものも売れません。
それでは、どのようにしたらいいのでしょうか?
味方を探す
まず、営業で味方になってくれる人を探します。
「普段から仲の悪い営業に味方なんていないよ」という場合
他の部署の同僚、あなたの上司。
知り合いから協力してくれそうな営業を紹介してもらいましょう。
できれば社内で影響力の大きい、トップ営業マン。
これが味方につけられれば百人力です。
意見を聞く
そして、プレゼンの骨子を固める際。
営業部門の人にも参加してもらい、内容を確認してもらいます。
できれば本番でも、冒頭に一言もらえるよう事前にお願いしましょう。
スケジュールの関係上難しいようであれば、プレゼンの冒頭で「営業の○○さんからご意見いただき本日のプレゼンを準備しました」と伝えます。
このようにして「私は企画開発部門ですがあなたたちの仲間ですよ、営業部門の事情は理解していますよ」ということを伝えます。
素直にお願いする
次に、肝心のプレゼンです。
この商品がいかに売れるか、実際に売れた事例、効果的な売り方。
そういった情報を伝えるのも重要です。
しかし、それよりももっと伝えるべき重要なことがあります。
それは
「このプレゼンを聞いた後、席に戻って何をしてほしいのか」
これを明確にハッキリとお願いすることです。
極論すると、プレゼンの中身をあまり理解してもらえなくても、同じ社内にいるのですから、いくらでもあとでフォローできます。
それよりも
「どんなお客様に、どういったアクションを起こせばいいのか」
これを明確にすることのほうがよっぽど大事です。
行動しやすい工夫
最後に、お願いしたいことは行動しやすいように工夫します。
たとえば、お客様にメールで案内して欲しい。
それならば、コピー&ペーストで使えるメールのテンプレートを用意
お客様向け説明会のセッティングをお願いしたい。
それならば、説明会開催のテンプレートや、そのまま送れる資料を用意。
さらにメールを送った状況を聞いてまとめ、営業部門の上長にレポートすれば、営業としても行動せざるをえません。このような工夫が営業を動かします。
これであなたも営業部門を動かしてくださいね。